
VMWare 仮想環境
広島市西区へ訪問サポート。Windows ServerにVMWareをインストールされている環境です。依頼内容は、VMWareで構築されているOSを起動させると、「このホストは Intel VT-xに対応していますが、Intel VT-xは無効になっています。」とエラーが出て起動できない状態。
Intel VT-x とは?
パソコンのCPUが仮想化をサポートする機能です。仮想化とは、1台のパソコンの中に、複数のパソコンを同時に動かす技術です。
例えば、1台のパソコンで、複数のOSを動かしたい場合、仮想化を使えば、どちらのOSも動かすことができます。要は、この機能が有効になっていないと仮想環境を動作しません。
こちらに依頼される前日まで正常に動作していた様で、停電後からこのエラーが発生。UPSに接続されていましたが、肝心のUSBが接触不良・・・。しっかりと刺さっていませんでした。シャットダウンが正常に行われなかったことと、BIOSの設定情報が初期化されていたので、電池が空っぽ。
念の為、CPUの仮想機能を確認してみました。確認に使用したツールは、「VirtualChecker」です。

Intel VT-xのみ無効になっています。
BIOS設定
PCを再起動させてBIOSに入ります。
※メーカー、マザーボードの種類によっては2か所有効化しないと機能しないことも。VT-dを有効にしたのに、「VirtualChecker」では無効になったままの場合、もう一度BIOS内を確認してみましょう。

まずは、Intel VT-xを確認してみましょう。画像では有効になっていますが、変更後です。無効になっていました。

あと、Intel(R) Virtualization Technologyも無効になっていました。こちらも有効にします。両方とも有効になっていることを確認して保存。PCを再起動させます。
VirtualCheckerで確認
PCが起動したら、先ほどの「VirtualChecker」で確認します。

全て有効になっているので、VMWareの仮想環境を実行。

正常にWindows起動です。データは全て無事でした。
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