
DELL PRECISION T3600 症状
兵庫県からやってきたDELL PRECISION T3600。症状として、電源を入れても画面が真っ暗のまま。電源投入直後のメーカーロゴの表示もなし。当然、OSの起動もできない状態です。あと、2回~3回に一度電源が勝手に落ちます。
DELL PRECISION T3600 ハードウェア
ワークステーションPCになります。CPUにサーバーなどで使用されるXeonが搭載されています。HDDはハードウェアRAIDで制御され、GPUはQuadroを搭載。当時は高価なPCだったと思います。
DELL PRECISION T3600 診断

ヒアリングした際、完全に起動できなくなる前に何度かフリーズを起こしていいたようです。画面の乱れがあったかどうかも確認しましたが、特になかったようです。
PCケースを開けて確認してみましょう。電源投入後に画面まっくらの症状ですが、よくあるのがGPUの故障。またはメモリの接続不良などがあります。
GPUを正常に動作しているGPUに交換して電源投入。症状変わらず。
それでは、4枚あるメモリの内、2枚残して電源ON。症状変わらず。
残りの2枚を外して、最初に外したメモリを取り付けて電源をON。DELLのメーカーロゴ表示!Windows7の起動まで確認できました。
起動不良の原因

メモリの接触不良ということもあるので4枚全てをしっかりと取り付けて、再チャレンジしましたが起動しません。問題の1枚を外すと起動できます。
原因は、メモリの故障でした。診断用のPCでも同じ症状になるので間違いないでしょう。
搭載されているメモリは、SAMSUNG PC3L-10600R サーバー用ECCメモリ。高価なメモリです。
ECC メモリとは
ECC (Error Correction Code) とは、コンピュータのメモリにおいて、エラーを検出し修正するための技術です。ECCメモリは、通常のメモリに比べて、エラーを検出し修正する能力があります。これにより、データの整合性を維持し、システムのクラッシュやデータの損失を防ぐことができます。

取り寄せたメモリと交換して、起動確認。あとメモリ交換後は相性テストと、PCに負荷をかけてテストもしてみましょう。電源が落ちなければクリアです。
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