サポート内容
広島市安佐北区へ訪問サポート。作業内容は、仮想通貨マイニング専用PCの組み立て。マイニングプールへの登録とOSのセットアップと調整です。GPUにNVIDIA GeForce GTX 1070 Tiを使用。
仮想通貨マイニングPC
一般に市販されているパーツを使用します。
必要なパーツは、マザーボード、CPU、GPU、メモリ、SSDまたはフラッシュメモリ、ライザーケーブル(GPUの台数により不要の場合もあり)、OS、電源ユニット(1000W)、電源スイッチ。不要なパーツは、PCケース。PCケースに収めてマイニングすると冷却が大変になると思います。裸の状態で構築します。
NVIDIA GeForce GTX 1070 Ti
マイニングPCの構成は、NVIDIA GeForce GTX 1070 Ti × 4台使いました。
台数が多いければ多いほど、仮想通貨を得る事がでます。しかし、電力消費量も多くなります。マイニングで得た仮想通貨から電気代を差し引くことになります。
電気代だけでなく、冷却方法も考える必要があります。かなりの温度になります。色々と調整してだいたい55°~65°の間に収まるように調整してみました。外気温に左右されますので、季節によって微調整した方がいいと思います。補助冷却としてサーキュレーターを置くのも効果的です。
マイニングPCの組み立て
グラフィックカードを固定する台は、お客様のハンドメイドです。
OSは、「Windows」ではなくLinuxベースの「ethOS」を使用しました。起動前に、マザーボードのアップデートをしておきます。必ず確認しておきましょう。
いざ起動させてみるとトラブル発生。起動直後から上手く動作してくれませんでした。GPUを一部認識しない。動作不安定などありましたが、原因はライザーケーブルでした。メーカーを変えて取り付けると何事もなかった様に起動し、全てのGPUを認識してくれました。
「ethOS」起動直後にすることは、管理者パスワードの変更。IPアドレスの固定化。あと、アップデートです。これは必ずしておきましょう。「ethOS」の主な調整は、消費電力の調整。この調整は、ハッシュレートを確認しながら調整します。あまり下げすぎてしまうと、消費電力は下がりますが効率が悪くなってしまいます。できればフルパワーで動作させたいところですが、消費電力が上がってしまい得られる仮想通貨から電気代を差し引くと・・・。効率が悪くなってしまう場合もありますのでしっかりと調整しましょう。
構築から3日立ちましたが、動作は安定しています。
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