パソコンが起動しない。原因はHDDがRAWになって読み込めない。

広島市南区の広島大学病院へ訪問サポート。

作業内容

突然起動できなくなったパソコンの診断。復旧可能であれば、ハードディスクに保存している論文や個人作成のファイルの救出です。

ハードディスク診断と修復

パソコンからハードディスクを取り外して診断。一応、ハードディスクは認識するがアクセスできない「RAW」状態。コマンドプロンプトでchkdskでも確認できます。

「RAW」とは調べてもわるとわかりますが、生の状態。

フォーマットされていない状態ですので、このままフォーマットしてしまえば通常通り使用可能になります。が、今回は大切なデータを救出するのでこの状態で修復していきます。

アクセスできるようにするには、Windowsがハードディスクのフォーマット（NTFSやFAT32など）が分かればいいので、アプリケーションで正しい情報に書き換えてあげます。

この通り、アクセス成功。大部分のデータは無事でしたが、起動できなくなった際に電源をつけたり切ったりを繰り返していたので、それなりにダメージが残っていました。ハードディスクから異音もしていました。

通常起動でないので、この状態でお客様の外付けハードディスクへデータを流し込み。別のPCでデータを確認していただき作業完了です。

おわりに

今回はデータを復旧できましたが、できない時もしばしば・・・。

いつ動かなくなるかわからないので、大切なファイルは2重、3重とバックアップしておくと、後々泣かなくて済みます。USBメモリをバックアップ目的で使用するのは問題ありなので、ハードディスクにバックアップを取って下さい。